ピンクの作業服も存在する!?色が人に与える心理的効果とは

職場では私服以外にも、ユニフォームを着用する会社もありますよね。中でも、製造業や配送業などは作業服と呼ばれるユニフォームを着用する場合が多いです。作業服は連帯感や責任感を持つ効果があり、汚れても気にならないので仕事に集中することができるというメリットもあります。そんな作業服には様々な色が使用されていることご存じですか?

色が持つ心理的効果

人にはそれぞれ好きな色があると思いますが、カラーセラピーというものが存在するように、色には人に与える心理的効果があります。例えば白は純粋・無垢、黒であれば頑丈・強い意志など、色からイメージされる印象がそのまま効果として現れることも多いです。

作業服の色にも企業イメージを彷彿させる効果もあれば、働いているスタッフへの心理的効果、お客さんへ与える印象などを考慮してデザインされたものが使用されています。作業服の定番でもあり、運送業でよく使用されるのが青の作業服ですが、青が与える印象は冷静や真面目、信頼というポジティブな面が多くあります。

また、人の気持ちを落ち着かせる効果のある色なので、集中して作業をすることができ、お客さんを相手にする職種であれば、相手に信頼感を与えることもできるのです。同じく運送業で青以外によく使用される色は緑で、こちらも安らぎや調和、穏やかなど、人に対して良いイメージを抱かせる色となっています。

また、緑の作業服は電気機器の製造業や建設現場などでも見られます。青も緑も、共通しているのは自然界に存在する色で安心感もあり、爽やかなイメージを与えることができる色として、作業服の中でも人気のある色です。

美容にも良いとされるピンク!

その他の作業服の色としては、赤やオレンジ、白やグレーなどがありますが、ピンクの作業服を採用している企業もあります。ピンクと言えば、女性が好きそうな色ですが、男性の中にもピンクを好む人はいて、ファッションなどでは性別を超えて利用されている色です。

また、ピンクは女性に与える効果として代謝や血流を促す効果があり、脳に作用してホルモンを分泌、女性らしさをアップさせる効果が期待される色でもあります。男性は、ピンクの小物や服を身に付けると、コミュニケーションを取りやすくなるという効果もあり、男性・女性共にピンクは良い効果を与えてくれるのです。

他にも、優しさや思いやり、愛情や幸せなど、ピンクには良いイメージがあります。そしてピンクはその場の雰囲気を柔らかく、和ませる効果も持っているので、職場に取り入れるとスタッフ同士も和やかに作業を行うことができるかもしれません。

勿論、ピンクが嫌いという人もいますが、作業服に用いられるピンクは温かみのある暖色系である場合が多く、いわゆるショッキングピンクではなく薄いピンクや淡いピンクですので、ピンクが嫌いな人でも抵抗無く着用できると思います。

ですが、安全性を考慮して、危険な作業を伴う仕事であったり、人に認識されることが重要な仕事の場合は作業服が濃いめのピンクということもありますので、作業服の色が気になる人は注意しましょう。

やっぱり女性はピンクが好き?

建設現場や製造業などは、男性のスタッフが多く働いているというイメージが強いですが、最近では女性のスタッフも活躍している企業も多く、その垣根は昔と比べると低くなりましたよね。そんな女性スタッフにとっては、作業服がピンクである、ということが嬉しいという人の声も多々存在します。

また、女性用の作業服としてシルエットが細く見えるデザインの作業服もあり、おしゃれでかわいい作業服を着用して仕事ができると、働くことも楽しくなります。また、ピンクの作業服はかわいいデザインのものも多く、着用するだけではなく、スタッフ同士のおしゃべりにも一役買ってくれそうです。

特に女性は学生の時、校則を踏まえて自分なりのおしゃれを制服で楽しんでいた人も多いと思います。

あまりに着崩すのはご法度ですが、自分なりに作業服を着こなすのも仕事をしていく上では楽しいもの、オリジナリティー溢れる着こなし方は、スタッフ同士でも話題になるかもしれません。

つなぎだけじゃない!豊富な種類の作業服

なお、作業服には多数の種類があり、つなぎの他にもシャツやパンツ、ブルゾンやベストなども販売されており、様々な職種に対応することができます。また、ヘルメットや防寒着などもピンクで揃えることが可能、好みに合わせてピンクをさらに取り入れて仕事をすることもできます。

勿論、機能性にも優れているので防汚性や防水性、速乾性など、働く人には強い味方の機能もばっちり搭載、おしゃれなピンクの作業服は働きやすさも兼ね備えたユニフォームでもあるのです。

また、同じ作業服としてピンクを採用している職種に、介護職があります。こちらも、利用者が安心できるように、明るき気持ちでいられるように、との配慮から選ばれたもので、ユニフォームとしてはポロシャツが主流となっています。

これは、介護者が動きやすいように、介護をしやすいように採用されたもので、利用者を傷付ける心配もありません。同じく安心感を与える効果としては、医院などでもピンクの作業服が着用されています。

作業服を購入するなら布地にこだわろう

働く上で気持ちを落ち着かせてくれるピンク

もともとは労働者が着用していた作業服は、デザイン性よりも機能性を重視して、汚れが目立たない素材や色を選んで製造されていましたが、昨今では作業服もデザイン性のあるものを採用するなど、企業側の意識も変わりつつあります。

それは、作業服イコールその企業のイメージに繋がるからで、おしゃれな作業服で企業のイメージアップを図るという意図もあり、働く側のモチベーションも上がります。そのデザイン性に色のイメージの効果を組み合わせると、さらなるイメージアップの効果も期待できます。

柔らかなイメージのピンクは、作業服に取り入れることによって、自分だけではなく周りのスタッフに対しても穏やかな気持ちになれます。働くことに対してネガティブなイメージを抱いている人や、不安な思いを抱いている人にとっては、作業服を着用するだけで少しは、気持ちも前向きに切り替えることができるかもしれません。

同じ働くなら、楽しく働きたいのは誰もが望む願いです。ピンクの作業服の効果を期待して、職場に取り入れるのも良いですし、利用している職場に就職するのも良いでしょう。